10-12a. 糖類・L-リシンは何として見る?
クイントバックには、ブドウ糖、L-リシン塩酸塩、乳糖水和物も記載されている。
| 成分 |
量 |
見方 |
| ブドウ糖 |
0.5mg |
糖。安定化や製剤設計の文脈で見る |
| L-リシン塩酸塩 |
0.05mg以下 |
アミノ酸の塩。pHや安定性に関わる補助成分 |
| 乳糖水和物 |
30mg |
凍結乾燥製剤の安定化に使われる糖 |
「塩酸塩」は、遊離の塩酸を入れるという意味ではなく、リシンを塩の形で安定に扱う表記。糖類やアミノ酸は、体内でも扱われる種類の小分子だが、判断では「食品として食べる量」ではなく、0.5mLの注射液に入る量、アレルギー既往、製剤中での役割を見る。
ブドウ糖はグルコース、乳糖はグルコースとガラクトースがつながった糖。L-リシンはタンパク質を作るアミノ酸の一つ。ここでのポイントは、これらが「未知の人工毒」ではなく、糖・アミノ酸系の安定化成分として少量使われていること。
出典: S3, S11